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糖尿病の運動療法について

  • 2025/11/08 院長ノート
  • 糖尿病の運動療法について

     

    運動療法

    血糖を下げ、心を整え、人生を変える

     

    1. 運動が糖尿病治療で「最も効果が出る理由」

    血糖値は

    • 筋肉が使うことで下がります。

    食事療法だけ「糖が入らない」運動療法「糖が出ていく」

    ❗️ HbA1c 平均 0.51.0% 改善するというエビデンスあり(日本糖尿病学会 / ADA / WHO

     

    2. どれくらいやればいいのか?(ガイドライン)

     

    運動の種類

    推奨(日本糖尿病学会 / ADA)

    有酸素運動

    150分 / 週(1回30分 × 週5回)

    筋トレ

    週2~3回(1回20分程度)

    座り時間を減らす

    30分座ったら 3~5分動く

    👉 「少しずつ毎日」が一番効果的

     

    3. 何をすればいい?(初心者向けメニュー)

    🌿

    有酸素運動

    • 速歩(普通の歩行の1.31.5倍の速度)
    • 階段を使う
    • サイクリング / エアロバイク

    ()血糖は運動開始 1015分後から下がり始めます

    💪

    筋トレ(自宅でできる)

     

    種類

    回数

    スクワット

    10~15回 × 2セット

    壁押し腕立て

    10回 × 2セット

    かかと上げ(ふくらはぎ)

    20回

    👉 大きな筋肉(太もも・背中)を使うと効果的。

     

    4. 「食後すぐの運動」が最強

    食後 1015 分の ちょこっと運動が、血糖の上昇を抑えます。

    ✅ 皿洗い 15分散歩✅ 片付け・掃除

    食後の15分歩行 = 糖を薬と同じくらい下げる効果

    (特にSGLT2 / GLP-1と相性が良い)

     

    5. 運動がうつ・不安に効く理由

    運動により

    • セロトニン(心を安定)
    • ドーパミン(やる気・快感)
    • BDNF(脳神経の成長を促す物質)

    が増加し、メンタルが強くなります

    運動は「最高の抗うつ薬」(Harvard University

     

    6. 「運動が続かない」心理学的理由と対策

    「やらなきゃ」と思うほど続かない

    強制は 心理的リアクタンス を生む(反発してやめたくなる)

    方法:ハビット・スタッキング(習慣の連結)

    例)

    • 歯磨き後にスクワット5
    • TVを見る前にかかと上げ20

    「やる時間を決める」のではなく「行動とセットにする」

    自己効力感(self-efficacy)を育てる

    達成できた自信がつく継続へ

     

    7. 楽しく運動する方法(メンタル改善にも

    💡 「運動=努力」ではなく、「運動=楽しい経験」へ変換

    • 音楽を聴きながら歩く
    • 景色の良い場所に行く理由を作る
    • カフェ散歩(歩いたら行くご褒美)
    • 仲間と一緒に歩く(社会的サポートで継続力UP

     

    8. 運動で体重が減らないとき(重要)

    心理学的に身体は「変化」=「危険」と感じます

    逆転現象:体重が減るストレス食欲増加(ホメオスタシスと報酬系)

    解決策

    • 結果より「習慣の継続」に注目
    • 体重ではなく 体脂肪 or ウエスト を記録

     

    9. 運動療法 × 当院の治療

     

    課題

    当院の対応

    運動しても痩せない

    GLP-1製剤(ウゴービ / マンジャロ)

    運動がつらい

    心理学的アプローチ、漢方

    睡眠が悪い

    睡眠時無呼吸症候群の検査・治療

    運動が不安

    個別指導・目標設定

    👉 内科 × 心療内科 × 漢方 × 糖尿病外来の総合治療

     

    結論

    運動は「義務」ではなく 自分を大切にする行為

    糖尿病治療は、人生をより豊かにするためのプロジェクトです。

     

    当院でサポートできること

    • 運動計画の作成
    • 食後血糖改善の「食後ウォーキング指導」
    • GLP-1製剤(ウゴービ/マンジャロ)
    • 漢方治療(ストレス・食欲に対応)
    • 心理的サポート

08:30 ~ 19:30
担当医 院長 院長 院長 院長 院長

:金曜日の診療時間は9時〜12時、13時半〜17時
:土曜日の診療時間は13時半〜19時半
※:国立精神・神経医療研究センターからの派遣医師による診療

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