生活習慣病は、40代から60代に発症することが多いことから、かつては成人病と呼ばれていました。 成人病が生活習慣病という名前に改められたのは、食生活・身体活動・アルコール・たばこなど、生活習慣と密接な関係があると認識されるようになったためです。
糖尿病は今や国民病ともいわれ、日本全国で約700万人の患者さんがいるといわれています。では、糖尿病とはどんな病気でしょうか。読んで字のごとく、「糖が尿に出る病気」と言ってもよいでしょう。
一般的には血圧が、最高血圧140以上ないしは、最低血圧が90以上のときに高血圧といいます。
ただし、その人の年齢や他の危険因子(糖尿病、喫煙、肥満等の動脈硬化の原因となりえる因子)によって、治療を開始すべき血圧の値や目標とすべき血圧の値は変わってきます。当院では高血圧ガイドラインに基づいてその点を十分に御説明した上で、患者さんと一緒に目標設定をしていきます。
高脂血症とは、血液中のコレステロールや中性脂肪などの脂質が、正常値を超えて高くなった状態が続く病気です。脂質は、細胞やホルモンの材料になったり、エネルギーを蓄えるなど、身体を作るうえで大切なものなのですが、増えすぎると身体に悪影響を及ぼします。高脂血症の症状自体は、痛みやかゆみなどを自覚できる症状がなく、治療をする必要性を感じにくいために放置されがちですが、血中のコレステロールや中性脂肪が多すぎると「動脈硬化」を引き起こしてしまいます。そのまま放置すると、やがては「心筋梗塞」や「脳梗塞」などの危険な病気にかかりやすくなり、最悪の場合には「突然死」にもつながります。高脂血症には、悪玉コレステロール(LDL)が増えた血中の状態、善玉コレステロール(HDL)が減った血中の状態、中性脂肪(トリグリセリド)が増えた血中の状態を指します。
イビキをかく、日中眠い、居眠り運転しそうになる、夜中に目が覚める、起床時に頭痛、だるさがある。このような症状がある場合、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性があります。SASは睡眠中に何回も呼吸が止まり、ぐっすり眠ることができない病気です。
50歳以上の日本人では、7割近くの人の胃の中にピロリ菌はいると言われています。胃・十二指腸潰瘍の原因になるばかりでなく、胃癌の誘因であることもわかってきました。当院では積極的にピロリ菌の除菌を行っています。
アトピー性皮膚炎にはアレルギー的な側面と、皮膚が乾燥しバリアー機能が弱いという非アレルギー的な側面があります。子どもの皮膚はただでさえ、大人に比べてバリアー機能が弱いため、アトピー素因があると子ども時代にアトピー性皮膚炎を発症しやすく、大人になり皮膚が成熟するにつれて軽くなる傾向があります。つまり、子どものアトピー性皮膚炎は非アレルギー的な側面が強いのです。非アレルギー的な側面は、正しいスキンケアを継続することで、皮膚の症状を緩和したり、予防していくことができます。ですから、アトピー性皮膚炎のお子さんは、治療と並行して、毎日適切にスキンケアをしていくことがとても大切になります。
現在、日本人の10人に1人は花粉症、都心においてはさらに多い割合と言われています。このように多くの方が、花粉症に悩まされているのです。しかし、早めに適切な治療を行い、対策を行うことによって症状を和らげることができます。まずは病気をよく理解し、積極的に対処することが大切です。花粉症と言っても、人それぞれ、原因や症状が違います。当クリニックでは、患者様に合った治療法を考え、対応しております。お薬・アレルギー検査等、お気軽にご相談ください。
職場や家庭でのストレスから、憂うつ、やる気が出ないなどの心の症状が出たり、疲労感、頭痛、腰痛、肩こり、胃もたれ、胃痛、眠れない、便秘、下痢など、身体の不調が出てきたりします。中には結婚や昇進などのイベントをきっかけとして発症することもあります。うつ病は2020年には人類に重荷を与える疾患の第2位になると予想されており、早急な対策が必要な疾患です。
不眠は仕事や人間関係のストレスのなかで、もっとも起こりやすい症状のひとつです。不眠には、なかなか寝付けない入眠障害、何度も目が覚めてしまう熟眠障害、明け方に目が覚めてしまう早朝覚醒などがあります。特に早朝覚醒のある方は、うつ病の初期症状の可能性があるので注意が必要です。
人前で話す時などに、必要以上に緊張して声が震える、言葉が出ない、顔が赤くなる、汗をかく、動悸がする、どもる、お腹に不快感がでる、トイレに行きたくなる、などの症状が出現します。このような症状がひどくなると通勤や通学が出来なくなり、日常生活に大きな支障をきたすようになります。
片頭痛を引き起こすメカニズムは、頭部の血管が拡張し、炎症を起こして痛みが発生するのが片頭痛ですが、その発生の原因には幾つかの説があります。
現代病にはアレルギー性疾患があります。大気汚染、添加物・防腐剤等の現代食、ストレスが複雑に起因したこの難しい疾患に対し、薬物療法(内服・吸入)、生活の指導、原因療法の体質改善を目的とした減感作療法を施し、アレルギーに対しできる限り根本から治療を行います。
気分・感情の持続的な落ち込みと活動性の低下などを中心とする疾患で、脳の機能的異常が基礎にあると考えられています。一方で、発症には様々な状況的な因子や本人の性格が影響しています。
最近パニック障害=パニックディスオーダー(panic disorder:PD)という病態が増加しているといわれています。以前は「不安神経症」という神経症として扱れていましたが、1980年より独立した診断単位として登場しました。PDは女性に多く、小児から高齢者まであらゆる年齢層にみられますが、20~40代に特に多くみられます。PDの症状は突然、不安や恐怖(死んでしまうような)に襲われ動悸、呼吸困難、めまい、身震い、発汗、嘔気、しびれ感などの身体症状が出現するものです。
手の皮膚は、他の部分と異なり皮脂を分泌する皮脂腺がほとんどないため、皮脂の膜は薄く、セラミドがバリアー機能の中心です。手は水仕事、シャンプーなど、毎日何らかの刺激が加わるため、皮脂の膜のない手の皮膚の角質層は容易に破壊され、指紋が見えなくなります。痒みを伴う赤いブツブツが出来ることもあります。
頻尿の起こる原因としては、膀胱や前立腺など泌尿器系の臓器に病気が存在して起こるものと、とくに原因がなく起こる頻尿とに区別できます。尿の回数が多くなる時に、他の自覚症状を伴うかどうかが原因の手がかりになることがあります。
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)は、ウエストや内臓の周りに脂肪が蓄積する、「内臓脂肪型肥満」を共通の要因とします。糖尿病、高血圧、高脂血症などが引き起こされる状態で、それぞれが重複した場合は、命にかかわる病気を招くこともあります。食べ過ぎや運動不足など、悪い生活習慣の積み重ねが原因となって起こるため、生活習慣の改善によって、予防・改善できるのです。
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※:国立精神・神経医療研究センターからの派遣医師による診療
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