近年、「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」の患者さんが増加しています。
特に50歳以上では発症リスクが上昇し、強い痛みや長期間続く神経痛に悩まされることも少なくありません。
また、近年は帯状疱疹ワクチンへの関心も高まっており、2025年度からは一部対象者で定期接種化されています。 ([厚生労働省][1])
今回は、帯状疱疹の原因・症状・治療・合併症・ワクチンについて、内科的観点も含めて解説します。
◆帯状疱疹とは?
帯状疱疹は、「水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)」が再活性化することで起こる疾患です。
このウイルスは、子どもの頃にかかった「水ぼうそう」の原因ウイルスでもあります。
水ぼうそう治癒後もウイルスは神経節に潜伏しており、
加齢、疲労、ストレス、免疫低下、糖尿病、がん、免疫抑制剤使用などを契機に再活性化し、帯状疱疹を発症します。 [1]
日本人成人の90%以上が原因ウイルスを体内に保有しているとされており、誰でも発症する可能性があります。 [2]
◆帯状疱疹の典型的症状
特徴は、「片側性の神経痛」と「帯状の発疹」です。
■初期症状
皮疹が出る前に、ピリピリする痛み、灼熱感、かゆみ、違和感が数日続くことがあります。
その後、 赤い発疹、水疱(水ぶくれ)、強い疼痛が神経に沿って帯状に出現します。
多くは身体の左右どちらか片側のみです。
■注意が必要な部位
【顔面・眼周囲】
眼帯状疱疹では、視力障害、角膜炎、失明リスクがあり、早期眼科連携が必要です。
【耳周囲】
耳の帯状疱疹では、 顔面神経麻痺、めまい、難聴を伴う「ラムゼイ・ハント症候群」を起こすことがあります。
■最も問題となる合併症
帯状疱疹後神経痛(PHN)
皮疹が治った後も痛みだけが数か月〜数年残ることがあります。
これを「帯状疱疹後神経痛(Postherpetic Neuralgia: PHN)」と呼びます。
特徴:* 電気が走るような痛み
* 衣類が触れるだけで痛い
* 夜眠れない
* 慢性疼痛化
特に高齢者ほどリスクが高くなります。 [1]
◆帯状疱疹は“早期治療”が重要
発症72時間以内の抗ウイルス薬開始が重要とされています。
【主な治療】
バラシクロビル、 ファムシクロビル、アメナメビルなどの抗ヘルペスウイルス薬を使用します。
早期治療により、症状軽減、重症化予防、PHNリスク低下が期待されます。 [3]
◆帯状疱疹ワクチンについて
現在、日本では主に2種類のワクチンがあります。
【生ワクチン】
・接種回数は1回
・予防効果は約60%
・持続性は比較的短い
・免疫低下時に使用制限あり
【組換えワクチン(シングリックス)】
・接種回数は2回
・予防効果は90%以上
・持続性は長期間
・免疫低下時に接種可能な場合あり
厚生労働省によると、組換えワクチンは高い予防効果とPHN予防効果が報告されています。 [1]
2025年度からは、65歳以上の一部対象者で定期接種化されています。[1]
こんな症状の方は早めに受診を
* 片側だけの痛み
* ピリピリ感
* 水ぶくれ
* 原因不明の神経痛
* 顔や目の周囲の発疹
* 強い痛みを伴う発疹
帯状疱疹は「ただの皮膚病」ではなく、神経障害を伴うウイルス感染症です。
早期診断・早期治療が予後を大きく左右します。
新小平クリニックでの帯状疱疹診療
・帯状疱疹の診断・治療
・神経痛への対応
・発熱・全身症状の評価
・帯状疱疹ワクチン相談
・漢方を含めた疼痛管理
など、内科的観点から総合的な診療を行っています。
「ピリピリした痛みがある」
「水ぶくれが出てきた」
「帯状疱疹かもしれない」
「帯状疱疹ワクチンを相談したい」
「神経痛が長引いている」
という方は、ぜひ新小平クリニックへご相談ください。
[1]: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/yobou-sesshu/vaccine/shingles/index.html?utm_source=chatgpt.com "帯状疱疹ワクチン|厚生労働省"
[2]: https://www.pref.kanagawa.jp/docs/ga4/taijyouhoushin.html?utm_source=chatgpt.com "帯状疱疹ワクチンについて - 神奈川県ホームページ"
[3]: https://fuji-hsp.jp/disease/herpes/?utm_source=chatgpt.com "帯状疱疹(帯状ヘルペス) | 公益社団法人 有隣厚生会 富士病院 | 静岡県御殿場市"
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